戦没者追悼式に対して
(6.23 国際反戦沖縄集会)
今年も摩文仁の平和記念公園では、沖縄全戦没者追悼式が行われた。
私は参列はしない。
野次られる程度の、内容の無い日本政府を代表する方の話を聴きたいとも思わず、同時に飛ばされる野次を聴きたいとも思わない。
こちらの、ほぼ同時刻に準備が始まる反戦集会の方が気が休まる。
歌あり、踊りあり、現場報告としていつも貴重な辺野古ブルー、カヌー隊の話も聴く事ができる。
今年は、キム・キガンさんの舞台(まさに舞台であった)を観ることができた。
何に価値を求めるかは、それぞれである。
どこで、時を過ごすのかもそれぞれ自由である。
ただ、不満の捌け口を求めるだけの者は、不満が解消されることはない。
不満のなかに留まるだけである。
DNA鑑定
(県立博物館・美術館にて)
昨日、県立博物館・美術館において、沖縄戦で亡くなった方の遺骨をDNA鑑定し、遺族に遺骨を帰すと言う申請の説明会があった。
今回で4回目であるが、2016年の法律制定によりDNA鑑定が国の責任において行われることになった。
DNA鑑定費用も国が負担することが決まっており、申請者には一切の負担は掛からない。
また、沖縄戦で亡くなった方の申請においては、何処でなくなったのか、と言う情報・確認は必要なく、親族のDNA鑑定を複数名一括で申請も出来るようになっている。
具志堅さんたちは、申請者が多くなることによりデータがより多く蓄積されることも含め、遺族の方々の積極的な申請を勧めている。
戦後74年を越えていく今、遺族は当然高齢化をし遺族と遺骨のマッチングが難しくなって来ている。
DNA鑑定は最後の手段であり、有効な手段である。
この事の周知を、具志堅さんたちは積極的に行っている。
ボランティアで頑張っている具志堅さんたちに、エールを送りたい。
(今日平和記念公園の雨の中で)
健堅の遺骨とは
沖縄の10・10空襲翌年の1月22日に、沖縄県北部の本部町健堅(けんけん)の沖合いで、貨物船の彦山丸が空襲を受け座礁した。
その際、乗組員が14名犠牲となった。
その遺骨が本部町健堅に仮埋葬されているのが分かり、発掘をする計画が発足することになった。
遺骨の中には、日本人だけではなく徴用された朝鮮人のものもあることが確認されている。
遺骨を故郷に帰す。
それが日本であろうが朝鮮半島であろうが、亡くなった方の無念は変わらない。
他の多くの遺骨の様に、戦場に無惨に朽ち果てた遺骨ではなく、仮埋葬された遺骨であるので多少の救いはある。
しかし、身元の確認などが進む中で、その遺骨が故郷に帰るべきであると言う思いは、大切にされなければならない。
基本的に個人の集まりとして会が発足する。
本土の日本人、沖縄、朝鮮の人々の集まりが、遺骨収集の力となる。
人手・資金・行政との協力関係も必要となる。
会の活動の拡がりに期待する。
あらゆる手段を講じて。
(今日の沖縄タイムス2面)
また、である。
『あらゆる手段を講じて阻止する』
が玉城デニー知事の常套句であった筈である。
今や、『あらゆる手段に応じて、許可をする』
が行政の結果となっている。
申請書類に不備がなければ許可をする。
誠に立派な行政である。
今日も雨の中、市民の反対運動を嗤うかのように安和桟橋の赤土土砂は搬出される。
これに加えて塩川港からの土砂搬出が、効率化されることになる。
今日も現場では、少しでも辺野古の新基地の完成を遅らせようと、デモをし、座り込みをし、フロートを乗り越えている人達がいる。
お願いがある。
『あらゆる手段』とやらを、一度目の前に提示してはくれまいか?
(塩川港の北側方向)
応援する市民の会
応援する市民の会に参加した。
場所が少し分かり辛く、迷った方もいた。(私もそうです)
会が始まり、案内葉書の地図を描いたのは真喜志氏と判明。と言うより、真喜志氏が自白をしていた。
事務所開きをし、共同代表も決定され早速ビラ配布に向かった。
K吉氏とN堂氏と3名で選んだビラ配布場所に向う。天気は快晴で多少暑い。
しかし、ビラ配分は世のため人のためと、楽しみながらブロックを回ることにした。
何でもそうであるが、前向きに楽しく、が一番である。
安里陣営も若者を巻き込み頑張って来るであろう。
基本は正々堂々である。
政策を練り上げ、理論で勝ち、運動量で勝つ。
楽しみな選挙である。
講演会
(沖縄タイムス2面)
昨日玉城デニー知事は東京都内の参院議員会館で、講演会を行っている。
勁草塾の五周年記念特別講演である。
寺島実郎氏も講演を行った様であるが、参加者は僅か70人である。
県民の税金を使っての全国キャラバンも始めている。
周知を目指すことは正しい。
しかし、同時に足元もしっかりと見ていただきたい。
安和桟橋の赤土土砂は使われ、K-8護岸も陸揚げに使われ始めた。
宮古島・石垣島での自衛隊配備も加速されている。
どこかのフェスティバルで演奏し歌を歌う予定とも聞く。
自ら客寄せパンダとなり、周知をするのも一つの手である。
しかし、足元がどんどん崩れている感覚がある。
ダンプと台船を止める効果ある方策の話を、全国でしていただきたい。
全国に先駆け、まず沖縄から。
F-15の爆音は沖縄のバックミュージックでもなければ、効果音でもない。