地味ですが。
(本部町健堅での慰霊祭)
昨日、本部町健堅で、沖縄戦において亡くなられた彦山丸乗組員朝鮮人の慰霊祭が執り行われた。
1945年1月22日、アメリカの空襲により沈没した犠牲者である。
地元の方の目撃証言・地権利者のご協力などにより慰霊祭の開催となり、今後の遺骨の発掘に向けて歩み始めることとなった。
日韓の協力による朝鮮人の遺骨収集が全国で少しずつではあるが着実に進められている。
また、朝鮮半島の統一気運の中で、南北朝鮮の共同作業による発掘作業も、日本人有志を交えて進められている。
沖縄においては、遺骨収集活動を行っているガマフヤー主宰の具志堅隆松氏を忘れることは出来ない。
本部町健堅での遺骨の発掘も具志堅氏の知見無くしては進まない。
地味な話題である。
しかし、日本人さらには朝鮮人の遺骨収集とその遺骨を家族の元、故郷の土に還すまでは、沖縄戦は終わらないのである。