第2次普天間爆音訴訟・・・読売新聞

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     (今日の読売新聞朝刊社会面)

今回も東京の新聞から沖縄の記事を見てみる。

第2次普天間爆音訴訟の記事である。
16日、控訴審判決が福岡高裁那覇支部でなされた判決記事であるが、事実だけが記されている。

一審の那覇地裁沖縄支部判決から賠償額が削られ、約21億2160万円となり約3億3000万円の減額である。

もとより、原告団の目的は金額ではない。
実質的な飛行差し止めに繋がる、騒音差し止め請求のほうが問題なのである。
今回も「米軍は日本の防衛上重要で国民全体が利益を得る一方周辺住民だけが特別の犠牲を強いられ看過できない不公平がある」としたが、「国は米軍機の運航を規制・制限できる立場にない」として、飛行差し止めには至らなかった。

また、逃げられたのである。
この記事はそこで終わっている。

どうすれば良いのか。
やはり、普天間基地そのものの存在意義を問わない限りは、問題は解決されない。
海兵隊そのものの意義、海兵隊そのものの分散を要求することである。
普天間基地がなくなれば、爆音も飛行差し止めもない。

今沖縄では衆議院沖縄3区補選が行われている。
これとの絡みを説明していただければ上等であったのだが残念である。

沖縄県民としては、原告団の粘り強い法廷闘争とともに、沖縄3区補選屋良候補の当選に期待を寄せるしか道はない。