宮古島の現状と山城博治さん

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昨夜、教育福祉会館で安田純平氏の報告会があった。
350人を越える人数が集まり、立ち見どころか舞台目前のスペースに座り込む人、廊下にはみ出した人などが居たほどである。
上記の写真撮影のあと、会場は大混雑となった。

安田純平氏の話は今回どうでもよく、久しぶりに山城博治さんが参加することを知り、行ってみたのである。

今回の報告会は、沖縄タイムスの阿部岳氏の冒頭の話があり、安田純平氏の報告に2時間を振り分けたため、山城博治さんを交えたシンポジウムに時間を
かけられなかった。
更にシンポジウムでも安田純平氏の話で終わったため、司会の稲葉氏が山城氏にマイクを向けた。

今回、山城氏が宮古島からわざわざ戻ったのは稲葉氏が声をかけたからである。
しかし山城氏に話す時間が残らなかったため、稲葉氏が時間超過を覚悟で山城氏にマイクを渡したのである。

山城氏は今、宮古島保良地区での弾薬庫・射撃場建設反対に駆けずり回っている。
一昨日の防衛局による地元説明会において、弾薬庫の明記のない説明会に反発をし抗議を行い、出席を拒否した。
説明会は10人程度の参加者を相手に行われ、次回の開催はもうないと伝えてきた。

山城氏は『馬鹿にするな』と憤っていた。

山城氏は今日とんぼ返りで宮古島に戻る。
明日から工事が開始されるかも知れない事態なのである。

しかし情勢は厳しい。
人が集まらないのである。
本島から応援に行くには費用の面で難しい。

山城氏にはひとつの反省がある。
辺野古・高江の闘いの合間に、奄美大島自衛隊の広大な基地を造られてしまったこと、宮古島陸上自衛隊の駐屯地をほとんど造られてしまいつつあること、などである。

これ以上の琉球弧における軍事基地の建設は堪えられないのである。

山城氏は、当分の間は宮古島に張り付くとのこと。
そのために、辺野古・安和には行けないことの了解を求めた。

山城さんの話を聞けた事が、昨夜の収穫であった。
宮古の方々の奮闘を、祈る。