立憲民主党の浦添軍港に対する対応

新「立県民主党県連」の設立総会が今日沖縄ハーバービューホテルで開かれた。

立憲民主党県連と旧国民民主党県連が合流し、結成された。

 

この中で、党本部の枝野幸男代表は那覇軍港の浦添西海岸への移設に関してこう述べた。

現行計画は地元の合意があるとして、”地元の合意を尊重するべきだという立場だ。”と言っている。

一方、立民県連関係者は、”県議会内でも賛否は分かれている。県連は発足したばかりで、改めて県連内の意見を集約していきたい。”と言う慎重な発言である。

 

更に一方、枝野氏は来年2月の浦添市長選で軍港移設反対の候補者が勝利した場合の対応を問われ、”基地問題は地元の合意が前提だ。状況の変化があれば、まず県連で対応を検討していくことになる。”と述べている。

 

沖縄の基地問題の大きな一つである那覇軍港の移設問題に対して、枝野氏の”地元の合意を尊重すべきだ”という言葉だけを取り上げれば、筋の通った話のように聞こえるが責任感の無い回答である。

枝野氏は、”県連で対応していくことになる。”と言っているが、今現在の県連の考え方は上述の通り、”改めて県連内の意見を集約していきたい。”である。

ではなぜ、県連の意見を集約してから浦添西海岸への軍港移設に対して発言をしなかったのか。

枝野氏は”我々としても軍港移設の後押しをしたい。”とまで言っている。

 

”軍港移設容認発言の重要性を全く理解していないのではないか?”

と疑わざるを得ない。

 

賛成と反対が境目なく変わる、”メビウスの輪”のようなスタンスに、信頼を置くことは難しい。