県庁前広場での集会

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(アピール文を読み上げる高里鈴代氏)


昨日の昼、県庁前広場にて、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議の主催により、『辺野古設計変更は認めない』のアピール集会が行われた。


集会には、国会議員・県議会議員・市議会委員など多数の議員の参加があり、それぞれの代表者によるアピール演説が行われた。


それと共に、北上田毅氏の辺野古近況報告も行われた。

北上田氏は、辺野古における巨大デッキバージ船による土砂投入に触れながらも、今回は名護市議会の動きについて、詳しく語っていた。


一番の問題は、渡具知市長の意見書に対する姿勢であった。

11月27日に県から出された意見書への質問に対して、回答には4カ月の期間が設けられている。

来年の3月27日が締め切りの意見書提出である。

この期間を利用して、住民の意見をよく聴取し確認をしたうえで名護市長としての意見書を県に提出するのが筋である。


しかし、渡具知市長は10日間足らずで市議会に追加提案を行って、意見書を提出しようとした。

内容はたったの3行である。

用途変更に関してのみの回答である。

人を馬鹿にした論点ずらしの

”あっち向いて、ホイ!”

の意見書である。

 

当然市議会は紛糾し、自民党からですら野党の意見を聞くべきだという意見が出される始末であったようである。


北上田氏としては、このような意見書を撤回させ、"市民の意見を取り纏めた意見書の提出を勝ち取る"よう呼び掛けていた。

 

今回の集会の横断幕メインタイトルは、「デニー知事頑張れ」である。


我々市民としては、知事の不承認をただ待つだけではなく、塩川・安和桟橋・キャンプシュワブでの集まり・抗議行動によって不承認の主張を突き付けていく。


もちろん直接的には渡具知市長に対してであり、玉城デニー知事に対しての後押しでもある。

 

集会には260人ほどが集まった。

コロナ禍の中、寒く霧雨の降る中での集会であったが、これだけの市民が集まったのである。

北上田氏はこう言って話を締めくくった。

”正念場になってきた。”

 

確かにそうである。