学習会 浦添西海岸を守ろう
昨日、浦添市社会福祉センターで、”浦添西海岸の未来を考える会”の主催によって学習会が行われた。
”浦添西海岸を守ろう”と言うテーマである。
残念ながら、先の浦添市長選挙において、我々の推した伊礼ゆうき候補は市長に当選することが出来なかった。
しかし、それで終わってしまっては今回の選挙に、何の意味も意義も残すことはできない。
そこで未来を考える会有志の主導によって、共同代表でもあった亀山統一氏を招いての学習会が行われた。
鉄は熱いうちに打て、である。
まだ悔しさの残っている中で、もう一度浦添西海岸に関わる問題点を掘り下げ、確認をし今後に備えるのである。
会場には100人以上の市民が集まってくれた。
講演会の後の質疑応答にも、熱いものがあった。
まず重要なことは、那覇港管理組合は民港についての組織である。
軍港の議論はしていないのである。
那覇港管理者が民港計画の方向性を策定後、軍港移設協議会で軍港の位置や形状を協議するのである。
那覇港の拡張案・軍港案は何も決まっていないのである。
まだまだこれからなのである。
更に、今回の選挙において現市長である松本氏側は、公約として軍港移設には一切触れていなかったのである。
従って、松本氏が当選した事実を以って、軍港受け入れの民意が示されたわけでは全くないのである。
新聞報道において今回の選挙結果から、”軍港移設への信認”などと書く向きもあったが、完全な間違いである。
松本氏が選挙に臨んで、
”今回の選挙はいままでの私の市政に対する信任投票です、よろしくお願いします”
というこの言葉が、証明している。
軍港移設の問題に対して、彼はいまだに揺れ動いているのである。
大事なことは、今回の選挙で ”浦添西海岸の海を守れ・軍港移設には反対だ”と言う住民運動がはっきりと立ち上がったという事である。
これが唯一の民意なのである。
民港拡張・軍港移設に関しての具体案は、これから出てくる。
それらの案に住民がキチンと関わっていくことによって、軍港移設の流れを十分変えていけるのである。
玉城デニー県政・城間那覇市政・松本浦添市政は、勇気をもって軍港反対にかじを切っていけるのである。
民意はそのことを願い、背中を押していくだろう。
豊崎の海である。
美しいが、もうこのような人工ビーチは、いらない。