おかしな県、沖縄県。

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(28日、北部土木事務所での意見交換)

沖縄県の許可などが、おかしなことになっている。

昨日ブログに記した、南部土砂採掘に対する措置命令も一例であるが、ベルトコンベヤの塩川港設置許可も同様である。


3月末に知らぬ間に県は業者に対し4月分の使用許可を出し、これを知った市民が4月末に北部土木事務所において話し合いを求め、市民側が”問題点を整理したうえ”で話し合いを行ったにもかかわらず、北部土木事務所長のはるか頭を飛び越えて、5月分の許可を決済してしまった。


まじめに意見交換に臨んでいた市民らは、いい面の皮である。

反対に、事務所長の面の皮は相当厚いのであろう。

現場で遅くまで(夜の11時過ぎである)詰めていた市民に対して、不許可への楽観的な見通しを述べつつ、裏では了解をしていたのである。

たいした役者である。

或いは、全くの能無しなのであろう。

 

もともとは、塩川港の岸壁使用許可から安和桟橋のベルトコンベヤの使用許可の流れの果てでの出来事である。

 

4月30日の岸信夫防衛相の記者会見で彼はこう言っていた。

辺野古側の陸地化が完了する。”

これに対して、ある県幹部の言葉として

”遅れていないというアピールだろうが、問題は軟弱地盤がある大浦湾側だ。工事を完成することはできない。”

と指摘したそうである。

この認識は間違いではないが、県の当事者が評論家になってもらっては困る。

”どうせ軟弱地盤で出来やしない。好きなだけ埋めたきゃ埋めとけ。”

というシニカルな態度で自分自身に納得していただいては困る。

 

”おかしな県、沖縄県。” 

と表題を書いたが、

”おかしな役人、沖縄県職員。”

である。

 

一方玉城デニー県知事は、

”あらゆる手段を講じて、辺野古新基地建設を作らせない”

と明言されている。

だから、県知事に当選したのである。

当選させていただいたのである。翁長知事の後継者として。

 

北と東に、辺野古・安和桟橋・塩川港の問題があり、

南に、南部土砂採掘の問題がある。

そして西には、浦添西海岸の軍港移設問題がある。

県として、県知事としてきちんとした説明がないままに県政が進めば、来年の県知事選挙が心配になる。

 

このコロナ禍で当然県の税収、市町村の税収は減る。

貧すれば鈍する、である。

 

沖縄においては、

飲食業の時短より、

米軍基地の時短である。

人の流れを止めるより、

米軍機を止めろ、

であろう。