宴のあとさき

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(安和桟橋に係留されたガット船とカヌー隊)

1月9日(水)安和桟橋で大行動集会が行われた。120人程が参加をしていた。

我らが山城博治氏がマイクを取り、安和桟橋入り口でのデモ行進を取り仕切り、機動隊との無意味な争いを起こすことなく整然とかつしなやかに抵抗運動を行っていた。

海上ではカヌー隊がカヌー12隻を以てガット船に絡み付き、約三時間の間ガット船の出航を止めた。沖合いに待機していた2隻のガット船は交代をする事も出来ず、ただその場に漂っているだけであった。

陸と海とで連携のとれた阻止行動の姿がそこにあった。

安和桟橋での大行動は、毎週水曜日に行われることが決まっている。毎週、このような意義のある抗議行動がここで行われる。

しかし翌日の木曜日はどうであったか。
600台以上のダンプが搬入に出入りした。抗議する人数は10人程である。

また、9日水曜日の辺野古ゲート前は、安和桟橋とは逆に10人程の人数で作業車の出入りを簡単に許してしまっていた。
やはり平日の参加者の絶対数が足りない。

大集会は宴ではないのだが、、、寂しい。
県民投票への熱気が沸騰している。
その熱気が辺野古・安和桟橋への参加に繋がればと願う。

安和桟橋GoGoドライブ作戦

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(安和桟橋)

1月7日(月)、琉球セメント安和桟橋前での集中行動があった。

これまでの安和桟橋入口でのデモ行進による抗議に加え、自動車によるダンプ車両の出入りの阻止行動であった。
赤信号に変わる際のダンプの右折を極力阻止することにより、ダンプ車両の搬入台数を少なくする目的であった。構内から出る左折のダンプを止めるための徐行運転などを行いある程度の成果をあげることが出来た。
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(右折をするダンプ)

参加車両は20台程度であり、もっと多くの車両が参加すればより多くの成果を得られたと考える。

いろいろなアプローチでの抗議行動を組み合わせ、阻止或いは工事の遅延を起こさせなくてはならない。
この安和桟橋からガット船が出なければ、辺野古への土砂投入は止まるのである。

宜野湾市県民投票

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(宜野湾市市民による県民投票実施要請集会)

1月5日(土)宜野湾市において、宜野湾市市民有志により県民投票実施要請の集会が行われた。
言うまでもなく、県民投票は県民の権利であり宜野湾市市民の権利である。

細かい自治体論がいろいろな方面で交わされているが、この県民投票の基本は辺野古新基地に対して賛否を問うものである。
そして今一つ大切なことは、辺野古新基地と言うものを今一度議論の俎上にあげることである。

ひとつ残念な事は、当初元山氏が自身で目指した『この新基地とは何であるか』の議論を進め、深める、のではなく全県での県民投票実施に労力を注ぎ過ぎていることである。
何故新基地建設に反対するのか、あるいは賛成するのか。この議論の先に投票行動があるはずなのである。

いつの間にか、法律論・手続き論に議論の方向がずれてしまった事が残念である。

県民投票の実施がなされない可能性のある自治体の市民の皆さんには、各々が頑張ってほしい。権利は主張しなければならない。

しかしそれとは別に、全県実施が断念された今だからこそ、賛否の本質論もこれから戦わせてほしい。
そうすることにより、投票結果の質が向上し価値が上がるものと考える。
全県実施がなされない場合では、尚更その評価が変わってくる。

今年も来年も。

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(ハンストの告知)

今年もまもなく終わる。
わたしは、紅白歌合戦を見ている。

わんから市民の会のAさんは、ハンストを決意し年を跨ぎ抗議を続けている。
頭が下がる。

今年も来年も。
ここに年を越え切れ目のない、妥協のない抗議をする人たちがいる。

辺野古の反対運動は、各々が出来る抗議を出来る時に行うのが基本である。それが毎日であれ週一であれ月一であれ、自由である。
だから、誰でも参加できる。

それでもやはり、Aさんには頭が下がる。

県民投票の実施

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(キャンプシュワブ手前で)

県民投票の実施で揺れている自治体がある。
基本的に県民の投票の権利を冒すものとして、許される事ではない。
宜野湾市の主張に至っては、普天間基地の閉鎖を新たに県民投票で求めれば良い。
或いはその県民投票が行われなければならないのであって、それはそれこれはこれである。

しかし、宜野湾市議員の『辺野古移設に反対する知事がどうやって県民投票の広報などを客観的、中立的に実施出来るのか』には耳を傾けなくてはいけない。
元山氏が『賛成・反対に関わらず、辺野古埋め立てに関して考える機会としたい』と主張しているのは正論である。彼らは県民投票を反対派の運動として捉えられてしまうことを危惧している。

玉城デニー知事はホワイトハウスのウェブサイト上の誓願署名に署名参加したことを明かしている。『うれしいなと思った』と市民レベルの動きを手放しで歓迎している。
知事が市民レベルの目線を持つことは大切であるが、自身が市民レベルに留まっては困る。

もう少し知事として慎重に、高所・大局からの行動を期待する。

辺野古キャンプシュワブ前

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(キャンプシュワブ作業車両搬入口)

今日の県庁前からの市民バスは、辺野古に向かうこととなった。
伊芸サービスエリアに着いた後、辺野古スタッフとの電話連絡で安和桟橋ではなく、辺野古ゲート前に行くことに決まった。

難しい選択である。
安和桟橋にも応援で行きたい。高江からも工事車両を止めるための応援を頼まれる。キャンプシュワブ前も疎かには出来ない。
その様な中で、各団体が知恵を絞って団体毎に市民と話し合って行く先を決めている。

辺野古には、沖縄市浦添市嘉手納町の皆さんなどが集まった。

ダンプは我が物顔で基地に入って、出ていく。
ごぼう抜きの後で、なんのストレスもなく入って出ていく。

辺野古土砂投入は今日も行われている。

琉球セメント本社前へ

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(琉球セメント本社前に集まった市民)

本日琉球セメント本社前に、10時半に集合11時からの要請文の手渡しとの予定で、名護島ぐるみ会議を中心に市民約150人程が集まった。

事前に何回も琉球セメント本社に対して要請文を送り回答を求めていたが、全くの無回答であったため本日の市民集合及び要請文の手渡し行為となった。

今回の要請行動に対して、間違えてはいけない事がある。
あくまでも名護島ぐるみ会議は、民間企業である琉球セメントに対して『なぜ、桟橋を使用させるのか・国からの圧力でやむを得ないのであれば、県民が琉球セメントに対して応援をしていきたい』との願い・考えを面談の上でお伝えしていきたいのであった。

残念ながら、正門前で立ちふさがれ要請文の手渡しも出来なかった。

しかし、一歩前に進めたのは今後琉球セメント本社側の担当者と電話番号が確認できたことにより、電話を通じて連絡が出来る様になった事である。

今後の推移を見守りたい。