法治を放置する法治国家

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(辺野古の浜での土砂投入反対集会)

先週金曜日に、辺野古での土砂投入が始まった。
1000人もの市民が集まり反対集会をおこなった。翁長樹子さんも参加された。

翌日15日土曜日には玉城デニー知事が辺野古に来ていただいた。土砂は前日同様に投入された。しかし、辺野古には600人の市民が集まり玉城デニー知事の言葉に元気付けられた。
『勝つのは難しいかもしれないが、諦めない!』
玉城デニー氏の言う通り、気落ちしている場合では無いのである。

土砂投入は転機ではある。

昨日も安和桟橋に向けて、50台のダンプがピストン輸送を行った。それを阻止するために早朝6時から頑張っていた市民がいる。

土砂投入は転機である。

これからは、蛇口となる安和桟橋への搬入ダンプを止めなければいけない。土砂を止められるのはこの場所だけである。

抗議と阻止

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(安和での平和的デモ行進)

今日琉球セメント桟橋からの積込が再開された。
強行ではなく暴走である。
反対市民の間隙を縫った奇襲である。

これに比してなんと平和な抗議活動なのであろう。基本的に非暴力である。腕を肩から上にあげぬよう自制しながら抗議活動をする。

抗議活動から阻止活動へという、考え方・思いは毎度の課題である。線引きの決断は難しい。

防衛局は暴走している。
この暴走をどうやって止めるのか。玉城デニー知事の対話を待つしかないのか?

安和桟橋

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(安和桟橋と運搬船)

昨日の早朝、琉球セメントの安和桟橋に集合した。
早い方々は6時。私は7時過ぎに行ったが、既に桟橋側の門の前では抗議のデモが始まっていた。
私も直ぐに参加をしたが約1時間後に、機動隊のかまぼこ車両が3台やって来た。

私たちは座り込みを始めたが、機動隊は辺野古と同様に警告の後ゴボウ抜きを始めた。抗議参加者の排除である。
排除されたものはまた座り込みに戻る。しかし、多勢に無勢である。時間と共に車道は確保されダンプの構内入門が始まった。10数台入っただろうか。

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やがて、早朝6時前に構内に入ったショベルカーと共に、土砂の構内移送を始めベルトコンベアへと土砂は移されて行った。あとはそのままベルトコンベアから船の船倉へと落とされていく。

途中10時過ぎに県庁へ抗議に行った仲間からは、県庁サイドが桟橋使用許可を行っていない旨の連絡がはいった。

それでも作業は止まらなかった。

今日の作業は止まっていたようである。
ただ安心は出来ない。また作業を再開する可能性はある。土砂を積んだ貨物船が一隻沖合いにいる。
今月14日に辺野古に姿を現せるであろう。

防衛局の不正義が極まる。

県民投票に向けて

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(会場の皆様に説明をする元山氏)

昨夜、古島の教育福祉会館において県民投票に関する集会が行われた。
朝日新聞沖縄タイムス琉球新報などが取材に駆け付け、地元テレビ局のカメラも入りこの集会に対する関心の高さを感じた。

自民党公明党を除き、各会派・政党が参加をし県民投票の会からの質問、学生・主婦からの質問に県議が答えていた。

注目は日本共産党の『ぐうの音も出ない反対票の数を目指す』である。
確かに、先の県知事選挙の結果を一顧だにしない政府に対して、県民投票の結果を思い知らせるにはこのくらいの勢いが求められる。
逆に言えば、全市町村での投票の実施は必須であり、県民投票による反対票の数は有権者半数を優に越える70万票程度は欲しいところである。

超党派体制の中で、各会派政党がどれだけ埋め立て反対の県民の声を拾い上げていけるのか。

オール沖縄の再構築も期待される。

塩川港

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(三ヵ所の破損した岸壁の一部)

今日友人と共に本部町塩川港の岸壁を見てきた。
厚さ20センチ程のコンクリート舗装が目くれ上がり、下地の砂利が剥き出しになっている。

多分、これまでにも補修が十分でなかった箇所に、強力な台風が2つ続いたために、下地の砂利部分に海水が入り込みコンクリートを押し上げたのだろう。

今後どの程度の修復を目指すかで、予算も工事期間も変わってくる。
何れにしてもしっかりとした修復が望まれる。

今稼働している岸壁にはダンプがひっきりなしに出入りをしている。
バックで台船に入り、台船の上に採石した石を落としていく。台船と岸壁の高さは潮汐により変わる。
台船のランプと岸壁の角度が変化するなかで、ダンプが全車重をかけて何度も往復していく。

しっかりとした工事をし、しっかりとした判断を以て港湾運営にあたっていただきたい。

辺野古

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(座り込みに邪魔な置物)

昨日の辺野古には、100人以上の市民が集まった。
朝9時からの搬入ゲート前集会には50人程の市民が座り込み、抗議を行った。

和歌山から来た19人の市民団体も参加をし、シャンソン歌手の女性が美声を披露してくれた。また、その団体の若者四人もひとりひとり自己紹介と感想を述べてくれた。

その後、シュワブ前のテント村集会には、埼玉からの団体が45人もの大人数で駆け付けてくれた。

月曜日・火曜日・金曜日はゲート前に集まる人数が少な目なのが現状である。
しかし、このように本土の方々が参加をしてくれている。

玉城デニー氏の県知事当選以降、辺野古に集まる市民の意気は高い。
また、土砂搬出の塩川港での岸壁の損傷はまさに『神風』である。

今後も、辺野古ゲート前座り込み・海上行動・塩川港の搬出阻止、この三点セットでの市民の抗議は続く。

沖縄防衛局

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(沖縄防衛局前)

全く、全くの話である。
私人とは何を指すのか?
日本語が通じないのである。

沖縄防衛局しかり、国土交通省しかり。
日本語が通じないのである。

沖縄防衛局に抗議文を出した。150人集まって抗議文を出した。シュプレヒコールも言った。
全くの話である。何も彼らには通じないのである。

次に何をするべきなのか?

戦術が求められている。

土砂投入は始まる。粛々と。