万国津梁会議
(今日の沖縄タイムス二面)
万国津梁会議が今月末に県庁内で開かれることが分かった。
玉城デニー知事当選から既に7ヶ月を過ぎている。
メインの公約として掲げた政策にしては、十分に遅いスタートである。
17日に予定する定例会見において、会議のメンバーや議題などが詳細に発表されると言うことであるが、熟慮された有識者であるならば納得が出来る。
しかし、今まで沖縄における様々なシーンで発言されていた方々が有識者メンバーとして名を連ねるのであれば、少しく興が冷める。
議論の内容が見通す事が出来るようでは、政府に太刀打ちすることは出来ないのである。切り口、分析、提案に多様性の有ることを望みたい。
万国津梁会議は合計五つの分野の会議を設置する予定となっているが、今回はまず基地問題、そしてSDGs、虐待防止を先行して進めるという。
やはりと言うべきか、経済・財政は後回しである。
沖縄の未来を見つめたとき、基地問題と同列に重要なのが、経済・財政に対する議論である。
敢えて苦言を呈したい。