「県民の声」100人委員会

「県民の声」100人委員会の話題が、衆議院沖縄3区補選に隠れて途絶えている。

要望書の標題には
「県民に開かれた参議院選挙候補者選考会議を設置して下さい」と書かれている。

これはかなり挑戦的なキャッチコピーであるが、要望書本文には、『私たちはすでに候補者としてお名前が挙げられてきた方々を否定する意図はありません』とある。
ここが分かりづらい部分であると思う。

選考過程を見直し透明化を図ると言う意図は分かるが、本当に既に選考された候補者を否定する気持ちがないのであろうか。
これまで充分な実績を上げ、基地反対運動の真ん中にいた糸数慶子氏に代わり、座り込みの現場で姿を見ることの無かった高良鉄美氏を選考した。
この結果に同意が出来ないと言うことは、否定であろう。

革新陣営の分裂・分断を避ける気配りは十分に分かるが、主張が分かりづらい。

政府が沖縄に寄り添うと言って、寄り添うことはないことに不満がある。
では、今回の選考会議が県民に寄り添った選考をしたのだろうか?と問いかけをした場合、選考結果に疑問が生じる。

100人委員会は今後、シンポジウムあるいは討論会を開催していくと思うが、選考会議側が応じるとは考えづらい。

難しさはあるが、今回の100人委員会の活動から、新しい民主主義の土台が再構築されることを期待する。