日本の民主主義を問う

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     (昨日琉球新報ホールで)

昨日琉球新報ホールで『日本の民主主義を問う』講演会が行われた。
前泊博盛氏、山城博治氏などが参加されたこともあり、盛会となった。

今回の講演会で様々な角度からの話、提案がなされたがひとつだけ驚いた発言があった。

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      (今日の沖縄タイムス二面)

山城博治氏の発言である。
1947年のいわゆる『天皇メッセージ』に対しての言及であった。このメモに関しては諸刃の剣の側面がある。
しかし、山城博治氏は『天皇アレルギー』があることは承知しているとして、敢えて発言したのである。

沖縄の民意をどうしても汲み取って貰えない理不尽さに、その本土での意識の深層にこの『天皇メッセージ』の沖縄切り捨て論が深く影響を与えているとの考えを表明したのである。

そして、その『天皇メッセージ』が誤りであったことを認めることを求め、これの撤回・謝罪を求めたのである。
この記事には明記されていないが、天皇家の謝罪を求めたのである。

山城博治氏は余程腹に据えかねているのであろう。
先月には、辺野古での民意の具現化としての基地反対行動に対して、最高裁での敗訴が決定した。

司法にも頼ることが出来ない。

沖縄県民に『天皇アレルギー』は無い。
言論は自由であり、民主主義の根幹のひとつである。