朝鮮通信使行列

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        (今日の山陽新聞)

先日から岡山県に来ている。

瀬戸内市で行われた朝鮮通信使行列の様子が記事として載っていた。
日本と朝鮮半島との交流の歴史は古い。

江戸時代における朝鮮通信使行列は、道中の諸国には楽しみのひとつでもあった。
異文化交流を庶民が目の当たりに出来た行列である。

今日韓の異文化交流の敷居は高く成りつつある。
政治の敷居が高くなると経済の敷居も高くなる。

市民交流としての通信使行列を支える自治体・市民に拍手を送りたい。

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       (今日の読売新聞)
こちらは、奈良市内での中国との文化交流のひとつである。 

天平時代に限らず中国からの影響は大きい。

確かに中国の文化・文明を取り込み工夫を加えた日本人も素晴らしかったが、当時惜しみ無く文化を与えた中国は確かに大国であった。 

今この記事も、朝鮮通信使行列と同じように自治体・市民の交流活動である。
天平時代を想うにあたり、唐を意識しないものはいない。

喧嘩をするのは簡単である。
自我を押し通すだけでよい。

仲良くするのも実は簡単である。
相手の自我を理解すればよい。

今一度、日中韓共に肩の力を抜いてみてはいかがであろうか。