春死なん

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桜を見る会』が中止となった。

唐突である。
安倍首相は、桜の散り際の鮮やかさに負けず劣らず、逃げ足は速いようである。

しかし鮮やかではない。
ドタバタである。

長期政権のレームダックの一環なのであろう。全てが中途半端である。
無理にやれとは言わないが、安倍首相が執着した憲法改正も中途半端である。
ロシアとの領土交渉は一方的に寄り切られたままである。

中国に対してはアメリカと組み、ここ数年ケンカを売ってきたが、気が付いたらこの一年で勝手に仲直りを始めていた。
トランプ大統領も戸惑う節操の無さである。
日韓関係は食い散らかしたまま、来年安倍首相は表舞台から消えて行くのであろう。

来春に行われるであろう、国賓待遇である習近平氏との会談には、どんな顔で彼がお迎えをするのか楽しみである。

靖国神社への参拝も止めてしまった国士紛いの右翼政治家は、『金利を下げただけの株価操作のおじさん』的評価で退散していくのであろう。

但し、自民党公明党の政権はこのままでは続く。

野党による、細かい得点稼ぎも必要ではあるが、本来的な政策論争の中での逆転劇を期待する。