ご参考

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いつもと違い、沖縄タイムスではなく琉球新報の記事である。

題を『ご参考』としたのは、この記事を見なかった方への呼び掛けを含んでいる。
私自身この時、那覇にある中華屋さんに入らなかったならば読まなかった記事である。

実は前泊教授の物言いが、私は好きである。

県民に対しキツイ表現で挑発する言葉が出てくる。ひとつ間違えば県民の反感を買う可能性もあるが、文章全体の中で上手く消化してしまう。
『ヘマをした』
『虫がよすぎる』
腹の立つ物言いであるが、不思議と悪印象として残らないのである。

今回の主張は、首里城の県民主導による再建である。
国の金を求めれば当然に、国は口も出してくる。
県民が主権を持って再建することによりのみ、アイデンティティーを主張し、琉球王朝を再現することが出来るのである。
沖縄神社などと莫迦なことを言っている輩もいる。
油断は禁物である。

前泊教授は自己決定権・経済自律を主張する。
確かに『この柱』がなければ、沖縄・琉球の自由を確立することは出来ない。

県内外からのクラウドファウンディングの提案もある。
私の横浜の友人から今日も電話をもらった。
自治会で首里城復興の募金をやるが、どこに送るのが一番なのか』
正直、熊本城の再建に対する関心となにかが違う。
募金を40億円以上集めた震災からの熊本城再建とは何かが違う。

時間はある。
余り拙速にならず、じっくりと取り組んでいただきたい。