言葉は難しい
『言った、言わない。』ではなく、
今回は
『こう聞いた、こう言った。』
と言うことで、
記者会見での取材される側と取材する側が、全く違うことを頭に浮かべながら話をしていた事になる。
一歩間違えば、『誤報』『フェイクニュース』になりかねない事案であった。
幸いに、玉城デニー知事と記者団の関係が良好であるため、禍根を残すことは無いであろう。
しかし、言葉は難しい故に大事なのである。
記者会見のやり取りの中で、取材側の期待する回答に対し取材される側は十分注意と配慮をして返答をしなければいけない。
誘導質問に対しての確りとした対応が求められる。
政治家であれば多少のリップサービスが必要になることもある。
しかし、財務省との細かい摺合せが必要な今回の案件に関しては、県民の期待が高い『県民の、県民による、県民のための』首里城再建に関して慌てることは無いのである。
拙速は避けなければならない。
全国からの寄付金の、使用先の問題もこれからである。
ある一定の期間を待ち、金額の総額が固まった時点で判断を行う。
財務省が、『金を出して、所有権も渡す』ほど、人の良い官庁とは思えない。
最低限沖縄県が費用を手当てし、その費用に見合う再建を目指す。
まずは正殿、それ以降は資金力との関係でその他の施設を整えていく。
寄付金もあれば、借入による調達もあ有り得る。
近隣商店の売上激減の問題にも対応していかなければいけない。
玉城デニー知事においては、腰が軽くフットワークが良いのは評価するが、口が軽いのは厄の元となる。
舌禍に気を付けていただきたいものである。