来年の楽しみのひとつとして

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2019年の年末一日前であるが、来年の話をする。

来年の話をすると鬼が笑う、と言われるが期待を持って話をしたい。

「れいわ新選組」である。
野党共闘を表明しながら、野党に喧嘩を仕掛けることが出来るのが、山本太郎である。

今の政治の停滞はただひとつ、野党による経済政策の無策である。
自公への批判は大切な野党の役割りのひとつである。
しかし、「ひとつ」でしかない。
批判の「ワンイシュー」で済むほど、国民は単純ではない。

なにも、政治の「フルコース」を食べさせろと言うのではない。ただ、いつも同じ様な「小皿」を食べさせられていては、飽きる。

国民は野党の小皿に「飽きている」のである。

山本太郎と言う、新しいシェフがやって来た。
殴り込みシェフである。

彼は参議院選挙の後、全国各地を屋台で回った。
「いくつかの小皿」をもとに、屋台を引っ張って回った。

今彼は、「5%消費税」と言う小皿で勝負をかけている。「10%消費税」の小皿を出してしまった野党は縮こまって相談をはじめる。

料理の切り口が全く違う。
慌てた野党は、暖簾分けをしたシェフとまた同じ店を出そうとしている。

客足は戻るのか?

戻るほど国民は単純でも馬鹿でもない。

あるひとりの、昔に暴れたことのある老政治家は
こう言った。

『大異を捨てて、小同につけ』
言い得て妙である。

山本太郎は「触媒」であると思う。
他の者に化学変化を起こさせるのである。

旧来の野党に、この変化への感性がなければ、山本太郎自身が化学変化を起こす。

来年の楽しみである。