交渉報告

昨夜、浦添市社会福祉センターで、「宮古・石垣・与那国の軍事化反対に連帯する 県庁・沖縄防衛局交渉報告」の集会があった。

 

宮古島から清水早子氏・上里清美氏などが集まり、糸数慶子氏も交えて、総勢16名ほどで県庁・防衛局に要請書を手渡しに行った報告を聞いた。

宮古島での自衛隊基地の進捗状況は新聞で知っていたつもりであったが、基地内の弾薬庫のある場所が活断層の上であったり、軟弱地盤の上であったり、地下水汚染への危惧・弾薬庫から住民の家屋までの距離の問題など、問題が山積してることを、改めて認識した。

去年の9月、筆者は清水氏・上里氏の案内により新基地建設場所でのデモ行進を行ったり、保良の弾薬庫の下見に行ったりしてきた。今は一年がたち、工事がかなり進んでしまった報告であった。

 

今回の県庁・防衛局への申請・要望は他の人たちも今までに行ってきていた。

例えば元裁判官である仲宗根氏は以前県に対する要望をしてきたが、今日の集会に参加をして憤りを伝えていた。

 

県庁が有効に動いていないのである。

頼んだことを責任をもってやらない。

ということは玉城デニー県知事もその責任の一端があるのであるが、県議会は県庁を監視しチェックをしてその行政が正しく行われているかを見届けなければならない。

また県議会は県知事の働きもチェックしなければならない。

与那国島からの要請書には、こんな一節がある。

”8月に一泊で来た知事は、残念ながら基地に疑問を持つ住民との対話の時間を持たなかった” と。

与党県議は玉城デニー氏のただの応援団ではいけないのである。政治家は正しい仕事を行って なんぼ の世界である。

県庁に頼んだことが防衛局に伝わるのはいいが、そのまま返事もなく2か月以上もほったらかしでは、県庁の誠意・やる気を疑ってしますのも仕方のないことである。

 

山城博治氏は先島での自衛隊基地の建設ラッシュに、”不勉強を感じる”と素直に反省をしていた。

辺野古・高江に全力を注いでいた山城氏は、以前奄美大島自衛隊基地問題にも心を痛めていた。知らないうちに配備が進められていた側面があった。

山城氏は琉球弧全体の軍備基地化を憂うとともに、反対運動の連携の必要性を訴えていた。

 

石垣島でも新たな基地が建設される。