使用目的

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本部港の使用目的が明るみになってきた。

また、米軍海兵隊伊江島での訓練の全体像が、わかってきた。

上陸作戦の一環として、MV22オスプレイや空中給油機KC130などを使い、伊江島にパラシュート降下した兵士らが拠点を構築し、負傷兵らをゴムボートにより搬送する訓練である。
大規模な展開である。

しかし、わざわざ民間港の本部港を使用する必要もないのである。
ただ単に近くてお手頃なだけで、民間の施設を使われてはたまらない。他の軍事港の使用あるいは、空輸で間に合うのである。

一度使用すれば恒常化する。
一度許したならば、次回以降断ることは出来ないのである。

本部港使用強行の意図を考える。 

普通に考えるならば、沖縄の反基地運動・辺野古新基地建設反対運動・県民投票の結果を見て、県民を刺激するようなことを自粛するはずである。

しかし、真逆の姿勢を前面に押し出している。
日米地位協定に対する見直しを求めている県民に対し、地位協定のゴリ押しを謀っている。

米軍がケツを捲って来ているように見える。

アメリカの軍事予算は飛躍的に増大している。
増大した分だけで日本の年間防衛費を軽く上回る。
アメリカは中国経済に対し本気で喧嘩を売っている。

経済・外交の後押しをするのは、世界常識の中では軍事力である。対中国としての軍事力増強に、いま沖縄県が巻き込まれているのである。琉球弧が巻き込まれているのである。

今回の米軍海兵隊は、中国のミサイル開発を念頭においた『対中』戦略として、最新鋭のHIMARS(高機動ロケット砲システム)を展開する新戦略EABO(遠征前方基地作戦)に基づいた訓練を、伊江島補助飛行場などで展開しているのである。

まさに、軍事において沖縄が対中国の最前線であることを見せつける動きの一環なのである。

防衛大臣河野氏になった。
要注意である。
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