米軍ボート阻止

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昨日、朝6:20に本部港へ行った。

海上パラシュート訓練用のボートを本部港から出航させるという米軍の動きに対して、市民が反発をしたのである。

本部港は民間港である。民間港を緊急性もなく使用させるということは、今後沖縄における民間港において、それが沖縄本島であれ、石垣島であれ、宮古島であれすべてに対して許してしまうということになるのである。まさに、アリの一穴の危うさである。

 

今回、市民グループとは別に全港湾の組合員の方々が朝6:00過ぎには現場に駆けつけていてくれた。彼らは、那覇市に朝4:00に集まり4:30には大型バスで出発したのである。彼ら港湾従業員の方も危機感を募らせたのである。

朝7:00本部港ゲート開場の際に50名以上の組合員の方々が、ゲート門の前に並び、米軍車両の前に立ちふさがった。

これでは米軍車両は入れない。その米軍車両の周りにはまた、市民が取り囲んでいたのである。その市民の数も50名を超えていた。

 

現場で指揮を執る形となった山城氏は現場から県庁に電話を入れる。現場の状況を伝え、県庁として今一度米軍に対し強い抗議と要請を行ってもらうためである。

県庁の動きは現場サイドから見ると遅いものがあった。

しかし、県庁は県庁で頑張っていたのかもしれない。ただ防衛局・米軍・県庁の三者の中でのやり取りの詳細はなかなか伝わらず、山城氏はじりじりしながらも事態の打開を待った。

 

結果として米軍は夕方4時過ぎにボートの搬入をあきらめ撤退したのであるが、今後のことを楽観視することはできない。次もあるであろう。

 

市民は9時間もの長い間米軍車両を止め、結果として搬入をあきらめさせた。

これは大きな成果である。

まさに転換点となる一日であった。

今後も持続させるべき一日であった。

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