健堅の遺骨収集について。

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    (岩陰の草刈りと木々の剪定)

昨年行った本部町健堅の遺骨収集のための試掘は、思うような結果が出ず少し意気消沈したのであるが、その後も専門家のアドバイスを受けつつ準備をしてきた。

昨日、2月8日から12日までの本堀りに向け、再度現地の確認作業のための草刈りなどを行った。

現在の浜崎漁港になっている場所は、戦後埋め立てをされ整備された漁港である。
海岸にあった大きないくつかの岩の間、或いはその後ろに遺骨はある。

盛り土は数メートルの高さに、嵩上げされている。
戦後70年以上になる年月が、現場の様相を一変させている。

沖縄・韓国・北海道・関西・台湾からなる、60名以上の若者、専門家、そして遺骨収集に意義を認める様々な方々により、この事業は行われる。

何度も書いてしまうが、遺骨の発掘をしその遺骨を家族のもと、或いは故郷に帰すことが第一の目的である。
しかし、より大切なことは東アジアの若者・人々がひとつになって事業を行う時間であり経験である。
それらがこれからの東アジアの平和に、必ず繋がって行くのである。

今後も定期的にご報告致したい。

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(漁港側からの岩場の状況。少しずつ進んでいる)

草刈り、木々の切り出しで、岩場の姿が見えてきている。
少しずつ遺骨が埋められているであろう場所の確定に、近付いている。