馬耳東風

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立憲民主党辻元清美副代表が、名護市に来た。

屋良朝博議員の応援演説である。

他に、岸本洋平氏稲嶺進氏が演説を行った。
天候は雨模様の中であったが、100人程の有権者が集まっていた。

辻元議員の演説は分かりやすい。
基地建設に金を使うなら、その金を沖縄はコロナ対策に回せ、である。

観光立県である沖縄の経済は、この一年半にわたるコロナにより深い打撃を受けている。

一流の大企業が無い沖縄では、正規社員として十分な企業内福祉を得ることはない。
公務員・教職員・数少ない上場企業以外、安心して働く環境が乏しいのが沖縄の特徴である。

非正規社員は、沖縄と言う雇用の荒れ地でゴロゴロと転がされている。

久しぶりに稲嶺進さんの演説を聴かせていただいた。
稲嶺さんは、"きく"には三つあると言っている。
"聞く" "聴く"  "訊く" である。

岸田首相は"きく"のが得意と言っているが、"聞く"のが得意であって聞くだけである。
岸田内閣は、今までと何も変わらない、と主張していた。
多分その通りであろう。
異なる意見に傾聴して、意見として取り入れる事はないであろう。

人間は聞きたい事を、聞く。
見たいものを、見る。

屋良朝博議員は、だから政権交代なのだ、と締め括る。

確かに、政権交代なくしては負け犬の遠吠えにしかならない。

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帰りがけ、ある支持者がこう言ってきた。
"やっぱり、代表は枝野より辻元さんだよ"

枝野代表のコメントは、男の愚痴に聞こえる。

市井のおばちゃんの意見も、立憲民主党は"聴く"価値はある。