桜の花の下にて

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追及チームが設置された。

立憲民主、国民民主、共産各党の国対委員長スクラムを組んだ。
安倍首相主催の『桜を見る会』への疑惑追及チームの発足である。

立憲民主の安住国対委員長は招待者名簿の公表を求める方針である。
すんなりと名簿が公表されれば、調査は早い。しかし、名簿の提出に難癖がつくようでは疑惑は深まる。

国費による行事であり、従来より執り行われてきたこの行事そのものに不満はない。大切にすべき行事である。
ただ、招待された方の素性が問われている。

誰が選ばれ、それを誰が選んだのか。
何故選んだのか。

安倍首相が招待者を直接選んだのではない事は、分かる。
当たり前である。
しかし、この政権が持つ特有の忖度圧力がある。

桜を見る会』が安部長期政権によりここ数年行われた。
テレビに映る、時の人・有名人・有識者などとは別に、招かれた多くの方々がいる。
もしそこに、『特別に招かれた』安倍首相の後援会の者が居たのならば当然に問題となる。

李下に冠を正さず、と言う言葉があるが長期政権特有の緩んだ精神が甘い行動を引き起こす。

疑惑がなければ名簿の精査に応じれば良いだけの話である。
難しい話ではない。

西行は『願わくば花の下にて春死なん』と言った。

安倍首相が、来年の望月の頃、桜の花の下にて政権を死なすことの無いことを、祈りはしないが見守りたいと思う。