高江のテント

　　　　　(新しい高江のテント)

先週、高江N1に設置されていた２つのテントが、米軍により予告もなく撤収された。

毎朝９時より５時まで何人かの当番制でテントを守っていた。守るだけではなく、来訪者に対して高江の歴史を、テント内で教えていたのである。

高江のヘリパッドが造られてしまった事の無念さ、その後に、騒音の問題から高江を離れてしまった家族への思い。これらへの複雑な思いを抱えながらも、地元に住み続ける者として、地道にヘリ基地反対への行動を続けていた。

一瞬の事であったと言う。前日いつも通り５時に終わり、テントを後にした。翌朝そのテントは取り去られていたのである。
相談もなく、挨拶もなく、黙って行われた。

県側の説明はまだ、無い。県道の側道に対する使用に関して、県からも米軍からも細かい説明は為されていないと言う。
県が市民に対して寄り添う姿を、見せて欲しい。