「100人委員会」

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       (『ゆかるひ』での集会)

「100人委員会」の報告会に参加した。

昨年の12月、糸数慶子氏の社大党からの不出馬情報をきっかけとして、市民からの選考過程に対する要求が出てきた。
高良鉄美氏が正式に候補となり、糸数氏は自ら身を引いた。革新勢力を分けることにより保守勢力に利することを避けたのである。

「100人委員会」にとって、沖縄大学でのシンポジウムは苦い経験になったと思う。
高良鉄美氏が、直前に出席をキャンセルしたのである。

もし、このシンポジウムでの両者の出席がなされ、糸数氏から高良氏への禅譲(と言って良いと思う)が市民の目の前で繰り広げられていたならば、「100人委員会」の存在意義が認められたかと思う。

しかし、高良氏の欠席により「100人委員会」の存在が曖昧なものになってしまった。
他者からの評価が曖昧なものになってしまった、と言う印象が出てきたと言うことである。

委員会の最初の仕事において、何をするのか何をしたのか、と言う性急な期待と好奇心に対して、充分な回答を示せなかったかと思う。

もとより「100人委員会」の目指す、開かれた候補者選択の過程の可視化、市民から選ばれる候補者の選定は素晴らしい理想である。
簡単に諦めて捨ててしまうような提言ではないのである。

まだ「100人委員会」の活動は始まったばかりである。
素人集団のため試行錯誤も続く。

今月末に、シンポジウムを開くと言っていた。 
参院選の候補者などが、一堂に会する機会が生まれるかも知れない。

「100人委員会」をもう一度、応援してみたい。