DNA鑑定集団申請説明会

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     (昨日県立博物館・美術館にて)

この説明会も第5回を迎えた。

2016年に成立した法律により、遺骨収集に於ける国の責務が認められ、また遺骨を遺族の元に戻すまでが国の役目と規定した。

この法律により、10年間の時限立法であるがDNA鑑定を遺族が無料で行うことが可能となり、試験的に沖縄戦における遺骨と遺族(軍人・県民)とのDNA鑑定によるマッチングが計られている、

昨日の申請説明会には20人程の方々が集まった。
前回出席をし今回申請書を持ってこられた方が何名かいた。
時間がなく、申請書だけ渡されに来た方もいた。

一度申請をし、DNA鑑定を行えばそのデータは残り、今後DNA鑑定される遺骨の鑑定分全てとその都度マッチングを行うことになっている。

サンプルDNA数は、遺骨も遺族のDNA数も多ければ多い程、確率的にマッチング数は増えていく。

今、県のこのDNA鑑定申請に関しての動きは鈍い。
国から広報を任されているのだが、実際に行っている広報業務は県庁のHPに載せているだけの仕事である。

何人の県民が見ることが出来るだろうか?
高齢者であれば、パソコンなどは身近な情報収集の手段ではないだろう。

幸いに、沖縄タイムス琉球新報が集団申請説明会の告知を掲載してくれている。
また、当日取材をし翌日の新聞に記事として載せていただいている。

有難いことである。

しかし、出来得れば地上波のテレビでも夕方のニュースで告知を流して頂きたい。そしてDNA鑑定の現状を映し流して頂きたい。

まさに今、沖縄戦後処理として重要な遺骨収集とDNA鑑定による家族探しが行われているのである。