泣き言は、言わない。
当たり前の話である。
衆議院選挙で沖縄の議員数を伸ばした与党に、相手を思いやる気持ちなどは微塵もない。
今まで通りの細かい嫌がらせは更に続く。
今流行りの、デカップリングである。
県民の分断の先に、与党の沖縄県政奪還の夢が横たわるのである。
玉城デニー知事による、三年にわたる県政の実績を与党は見ている。
実質実績がゼロに近い玉城県政にトドメを刺すのが、辺野古新基地建設の見せ掛け進捗率である。
崖の上に馬を置いて、人参を目の前にぶら下げるような露骨な事を、これからも手を変え品を変えやって来るのであろう。
逃げ場をなくして見せ金で誘ってくる。
かりゆしも、かねひでも去って行った。
崖っぷちの馬は、人参に飛び付いた。
沖縄は、大した見返りのない与党と言う仮想国の冊封体制に、膝を屈して利を請うのだろうか。
焼けた首里城の跡に建つのは、矮小化された国会議事堂なのだろうか。
リーダー不在の弊害は、沖縄全体の軟弱地盤化となって沖縄の沈下を誘引する。