一年がたつ

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沖縄タイムス今日の社説である。
書き方はかなり抑制しているが、かなりの辛口である。

新婚生活も一年たてば相手の粗が見えてくる。
玉城デニー県政の一年の内容に対する粗も見えてくる。

最後の二行が今日の社説の肝である。

『具体的成果とリーダーシップが問われる2年目である』

ほとんどお叱りの結びである。
二つ前の段落も大事な肝である。
オール沖縄勢力内での次期衆議院選挙、沖縄2区、4区を巡る不協和音を懸念している。

不協和音とは良い表現である。
和音を構成する音符が各々の音になり得ていないから、不協の雑音にしか外部には聴こえないのである。
本来の立ち位置に戻り、各々の音を確認していただきたい。政党毎の音、組合の音、支持団体の音、とともに一番大切なのは市民の声と言う音色である。

沖縄において、これらをまとめ綺麗な曲に仕上げてきたのが、他ならぬ故翁長雄志氏であった。

玉城デニー氏がどこまでの覚悟をもって、翁長氏の遺志を、あるいは意思を継ぐのか県民は黙って見てきた。
今回の万国津梁会議の業者選定に関する報道は、新しい事実と共に政治問題化されてしまう。判断は適切かつ迅速が基本である。

就任して一年がたつ。
もう一年なのか、まだ一年なのか。

アメリカに行くのも良いが、まず足元を今一度確かめ、固めていただきたい。