乾杯→完敗

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沖縄県議会の経済労働委員会に於いて5日、制定を目指す「泡盛乾杯条例」に「乾杯」の文言を入れるかどうかで、論戦を行ったとの事である。

どうやら、先行して「乾杯条例」を制定した県に於いて、地元酒の販売が伸びていない状況に腰が引けたようで、「乾杯」を盛り込まない案になりそうである。

条例を要望したもともとの泡盛業界の趣旨は、「乾杯」の文言を入れて泡盛の売り上げ伸長を望んだものである。

思えば、10年以上前からの検討である。
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会議・懇話会を開き立派な報告書を作り、お金と時間をかけてきた。
今また時間をかけて、みんなで相談である。

しかし、嗜好品の押し売りは難しい。

ひとつ私見を述べるならば、泡盛にメインブランドがない事が、県外であるいは国外で販路が拡がらない原因である。

沖縄県内での県民による売り上げ増は望めない。
何故ならば、ビール(オリオン)が県民の心を掴んでしまったからである。

安くて旨い酒には勝てない。
ましてやオリオンビールは、沖縄県のオンリーワンブランドである。

泡盛にトップブランドがないと言う事は、競争がなかった結果である。
県内での熾烈な競争が無かったために、淘汰がされておらず、沖縄県を代表する泡盛が出来上がらなかったのである。

これでは、勝てない。

沖縄県議会が、千鳥足である。