PFAS関連です。

沖縄防衛局は、2019年度に予定をしていた米軍嘉手納基地周辺での水質検査をしていなかったことが分かった。

IPP(環境調査団体「インフォームド・パブリック・プロジェクト」)の河村雅美代表が防衛局への情報開示要求で確認したとのことである。

本来であれば、米軍基地内の立ち入り検査がまず第一に行われるべき調査であるが、それがかなわないための、次の一手であったはずである。

嘉手納基地を通る大工廻川ではPFASが高濃度で検出されている。

県も基地が汚染源である可能性を否定してはいない。

そのような中で、米軍基地内の検査の代わりとして最低限やるべき基地周辺での水質調査をさぼっていたことは、信じがたいことである。こればかりは、誰のせいにもできない。防衛局の怠慢でしかないのである。

県自体も舐められており、市民も同様になめられている。

では、20年度はどうなのか?どうやら、20年度予算に費用を計上してはいないらしい。全く、やる気を見せていないのである。

今後、河川のPFAS汚染問題は、北谷浄水場からの上水道汚染問題解決より何十倍も難しさをはらんでいるのである。

汚染源の特定に(米軍基地からの物であるのは明白ではあるが)水質調査は最低限必要な調査である。

市民と県が一体となって立ち向かっていかなければならない。