変更申請 南部からの土砂採取

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昨夕、南部での学習会に参加をした。

八重瀬・糸満における採石場の問題である。

調査方法として、沖縄ドローンプロジェクト奥間氏のドローンにより南部地区の採石場の現状が分かってきた。通常、車で移動している場合には決して気づかず、見逃してしまう状況が映し出されていた。

 

八重瀬岳の麓から採石場が伸びている。採石場の周りは岩或いは緑地が目隠しとなっており、その内側の敷地内では深く・広く採石がすすめられている。

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(驚くほどの風景が見てとれる)

 

変更申請により、沖縄本島全体から採掘される土砂が、辺野古新基地建設に使われようとしている。南部地区の土砂は、中城港・那覇新港を使ってダンプと船によって運ばれていく計画である。

講師として招かれた具志堅隆松氏は、”沖縄の人は身内がどこで亡くなったかを正確には知らない。そのため身内を最後に見た方の証言をもとにその場に行き、そこにある石を拾い墓に持ち帰った。石には魂が宿っていると信じられている。その激戦区であった南部戦線の石を、こともあろうに辺野古の新基地埋め立てに使おうとするとは、許されない。”と言っていた。

参加者として来ていた北上田氏は、司会者に請われて一言述べていった。

”変更申請での土砂の問題がある。土砂を、どこから・どれだけ持っていく、という事の変更は土砂図書に関しての留意点として、変更の際には”知事の承認が必要”と記載されている。防衛省は法的拘束力はないというかもしれないが、知事としてキチンと判断をすべきである。”と述べた。

知事として、”認めるな”という事である。

そのために我々市民がすべきことは、知事の背中を押すことである。

玉城デニー知事に、”認められないという運動を進めていくこと”が大切であると述べていた。

確かにそのとおりである。

浦添西海岸の軍港移設の件もそうであるが、市民が正しい方向に知事を導く・応援をする・背中を押す、という事がこれからの運動にとって必要なことになるのである。