高垣喜三さん
本部町葬祭場に行ってきた。
高垣さんの葬儀である。
いろいろな方が、高垣さんについてすでに記している。
私などは皆さんと比べれば、回数も内容も比較にならないほど、高垣さんとの付き合いが薄いことを承知している。
でも書かせていただく。
塩川からの搬出が問題になり始めた頃より、高垣さんにはいろいろと教えていただいた。突然の私からの電話にも、快く応じてくれていた。
今週11月30日の月曜日、塩川に行った。
1時間半ほど牛歩デモに加わって抗議行動を行っていた。
雨が降り風が強く、寒い午前中であった。
2台の台船が着桟をしてダンプが荷揚げを行っていた。
この日は、比較的ダンプの渋滞を引き起こすことが出来ていた。
出るダンプ・入るダンプの両者をうまく渋滞させていた。
高垣氏は、”台船の出航時間をだいぶ遅らせているよ。”
と言っていた。
それが最後の会話だった。
わたしの好きな言葉に、
”徳は孤ならず、必ず隣あり”と言うのがある。論語である。
”徳のある人は、孤独ではない。自然と彼の周りには人が集まる(隣有り)”と言う意味である。
高垣氏はまさにそのような方であったと思う。
人は、徳を求め、徳を慕って人に会う。
真に、立派な方であったと思う。
今日午前中の、塩川港。
今日1日だけでも静寂がうれしい。