緊急町民集会(本部町)
『米軍に本部の港を使わせない!』
このように銘打った緊急集会に、本部町住民はもとより、他地域の読谷村、遠くは那覇市からの参加者が集まった。県外から阿部悦子氏も参加をしていた。
先月の17日、米軍ボートの本部港搬入を阻止できた要因はいくつかある。
米軍車両の無ナンバープレートと言うオウンゴールもその要因のひとつであるが、やはり大きな力となったのは全港湾の組合員たちの、早朝からの参加である。
大型バスで50余名が駆けつけ、7時からの開門にあわせて座り込みを行ってくれた。
尚且つ力を感じたのは、その組合員たちの若さである。
正直、普段の市民による抗議行動は老兵部隊である。昔は確かに若かった方々の抗議行動である。
全港湾の組合員たちの、門の真ん中で腕を組んで米軍車両を睨み付けるその姿は、頼もしかった。
約120人が集まり、整然と非暴力で対峙し米軍車両を撤退させた事実は、市民に力を与えた。米軍には恐怖心を与えることができた。
しかし、米軍は日を変えまた必ず申請をしてくるであろう。
本部町は伊江島の市民・議員とともに共闘していくことを確認している。
本部町島ぐるみの会ではいつまた緊急に米軍が動き出すかも知れぬため、昨夜の会場において、緊急メールを希望する市民には名前と携帯電話番号の記入をお願いするメモを回していた。
大切な情報網である。
これは、大きな力となる。
人が集まれば、理不尽な行為に対抗できる。
現在本部港では、20万トンクラスの大型船の接岸が可能となるバース整備が進められている。
裏を返せば大型米軍艦船の入港も可能となるのである。
だからこそ今、たったひとつの米軍ボートの使用を阻止するのである。
今回集会が行われた市場の一階にあるベンチである。
地元の中学生の了解をとって撮影した。
本部町、良い街です。