奇跡よりも原因究明を
龍柱が残った事は喜ばしい。
しかし、さすがに奇跡ではない事は万人に分かる。
石は燃えない。
首里城周辺で観光営業をされている方々への、思いやりから出た発言であることは理解できる。
一気に売り上げが落ちているのである。
その対策もあり、首里城周辺での規制を外し観光ルートを広げ、無惨な姿になってしまった今の首里城を、逆に全国の観光客の方々に知って頂き、今後の首里城復興の歴史の証言者になっていただく。
この事、この対策は良いと思う。
しかし、『奇跡の龍柱』にはやはり無理がある。
沖縄県知事としては、やはり原因究明と火災発生現場の初動が適切であったのかと言う問いに答える事のほうが、実務的にも政治的にも優先されることであろう。
責任は問われなくてはならないのである。
寝ていては、困るのである。
復興される首里城にとっても、大切なことである。