原油価格

世界的な株安となっている。

今日14:40分現在では、前日比269.73円高の19,968.49円である。

為替は前日までの円全面高から、一転全面安となり105円台を確保した。

沖縄の経済も、世界経済の中での歯車の一つである。

WTI先物は今日現在で約30ドル/バレル、である。

単位がドル/バレルであるので、これを円/KLに分かりやすく直す。

最近までの原油価格を55ドル、為替を109円と置く。

今日の価格を、30ドル、為替を105円と置く。

 

55ドル/バレル x 6.29 x 109円/ドル = 37,709円/KL

30ドル/バレル x 6.29 x 105円/ドル = 19,814円/KL

差額は約17,896円である。これをLに直すと、約18円/L 下がることになる。

 

今買っている店頭のガソリンも、135円/L(税込み)であれば、117円/Lになることになる。(これが約1か月続いた場合。それまでに順次下がっていく。)

世界経済の基礎となる原油価格がこれまで急激に動いている。原油価格が下がればガス価格も急激に下がる。

中東の産油国は足並みが合わなくなっている。収入を維持するには売り上げを維持しなければならない。売れない中で売ろうとすれば更なるディスカウントが生じる。必ず産油国の中での抜け駆けが始まる。

資源国であるロシアも大変である。原油は下がり、ガス価格も下がる。

ソ連邦が崩壊した原因の一つが、10ドルを下回った当時の原油価格がある。

お金が無くなると、人も国もガタつき始める。

 

沖縄に関して言うならば、観光立県で来た沖縄に観光客が来なくなった結果として、観光収入が減る。収入が減った沖縄県の足元を見て、政府はどう思うのか。

ニヤついている顔が思い浮かぶ。