感染者という透明人間

新型コロナウイルスの話題が止まらない。

国防総省は、原子力空母セオドア・ルーズベルトの艦長を解任した。感染拡大に関して軍上層部への支援申請の際に、部外者にも電子メールを同送したことが問題視されている。20人以上に送ったとされるが、解任は当然であろう。軍事機密である。これが原子力潜水艦であったならなおさらの事になっていたであろう。

これとは別に、米国防総省が基地別の感染者数などを非公表とする方針を示した。

屋良朝博氏は、分からない尽くしでは周辺の人たちは不安である、と述べている。

沖縄では米軍兵士の基地外での私的行動が頻繁に行われている。不安なのである。

 

翻って、沖縄でも本土でも感染者の詳細は伝えられてはいない。感染経路未詳などという発表が平気で行われている。

要するに、分からない中で各個人が自己責任の中で注意し行動規制をしなさいとのことである。

感染者という実態は、数量だけが明らかにされその行動は明らかにされない。数量の増加で驚かされてはいるが、一部を除いて実態の質と動きが全く分からない。

さて、どうしたものか。