PFOS泡消火剤漏出 普天間基地

「トックリキワタの綿が飛んでいる」

子供は純真である。

 

昨日10日午後4時過ぎ、普天間基地の側溝から泡消火剤が流れ出て来ていた。PFOSを含む泡消火剤は米軍において使用していないはずであったが、何のことは無い”2018年の国防総省文書では、格納庫消火システムにはPFOSを保有してよい”ことになっていた。

まさにその、普天間基地の格納庫システムの中から漏出してきたのである。使用禁止ではあるが保有をしていてもよい、という分かりづらい言葉は結果としてミスによる漏出事故を起こしてしまった。 

何のためのPFASの規制値設定であったのか。


今回の漏出事故による河川汚染状況の把握は、沖縄防衛局・日本政府だけに押し付けることなく、沖縄県の問題として県庁の関係部署総出で事にあたってもらいたい。

宜野湾市も責任問題を問いつつも、汚染状況の把握・泡消火剤の早期の回収を行ってもらいたい。

市としての仕事が、沖縄防衛局・外務省沖縄事務所・県庁などへの電話だけの申し入れで終わったと思われても困る。

住民の足元に泡が流れているのは、宜野湾市なのである。


側溝から地下水路を通り比屋良川公園を通り牧港湾に流れ込む。今夜雨でも降ったならば汚染状況は拡散され海に紛れ込んでいく。


字のごとく、泡沫のごとく消え去ってしまうのである。


きっちりとした、河川の検査と発生原因の確認をしなければならない。