那覇ドライブスルーPCR検査

那覇市那覇市医師会が、昨日13日からPCR検査場を那覇市若狭の那覇クルーズターミナルに開設をし、検査を始めた。


ドライブスルー形式なのだが、那覇市医師会所属の約80施設のかかりつけ医の診察により、医者が必要と判断すれば同検査場に紹介される。2017年に始まったかかりつけ医師の制度を活用した形である。


これにより、

★市民→保健所→判断→PCR検査 

だけだった方法に、

★市民→診療所→判断→PCR検査 

という方法が新たに加わったのである。

これまでは、いざ保健所に電話をしても、繋がらない・マニュアル通りの電話相談内容・なかなかPCR検査までたどり着かない、などの問題点を抱えていたがこれで一新されたのである。

(もちろん遅すぎたという議論はある)


私たちは、すべての医療従事者に対しての尊敬の念を、忘れてはならない。現場での戦いはまだ彼らによって続けられている。

しかし、やはり大切なことは今後総括が行われた時点で、保健所・厚生労働省の反省点は多い。その反省点の量と質は多く深い。

 

参考までに12日の新型コロナ検査の人数は43人。13日は82人となっている。

全体としての検査数は前日より倍増している。

自治体毎の数字が出ていないので、昨日から始まった那覇市のドライブスルーによる検査人数だけの数は分からない。

しかし、5月に入ってから9日までの検査件数は477件という数字は出ているので、単純に平均をすると、53人/日となる。

従って12日までの平均検査数よりも70%弱検査数が増えたと推定できる。もちろんまだ1日だけの結果であるが、スタートとしては実効があったということになる。

 

話は変わるが、

今、”新しい日常”が始まり始めている。

正しくは”新しい非日常という日常”が始まるのであるが、発想の転換が望まれる。

業種によって対応は変わるが、”テレワークの経験”によって ”新しい業務日常” が始まる企業は多いであろう。進んだ企業であれば ”新しい営業日常” ”新しい総務日常”がはじまり始める。


日本電産の会長の話では、”在宅にもかかわらず、営業成績を上げたものが少なからずいる。これは新しい発見である。”と述べていた。

その社員らの中には”在宅のおかげで営業時間が増えた。”との意見があった。相手も在宅であれば、お互いが電話・メールで営業活動ができる。


経営者から見た在宅の問題点・懸念点として、在宅の際の自己管理がある。

ズルをする、気を抜くなどは有り勝ちである。

しかし、優秀な社員はどこにでもいるし、彼らはどこでも仕事ができるのである。

 

世界中の企業が期せずして行った

”テレワークの壮大な実験"の結果を生かそうとし始めている。


本当の意味での ”働き方改革” が始まるのかもしれない。