ジレンマ

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(真ん中少し右側の二本のクレーンの間から島影が微かに見える)


11日(水)辺野古・安和桟橋・塩川に行ってきた。

変わったことはあまりない。

辺野古漁港から見る辺野古新基地建設の様子は、毎週来るごとに進んでいる。従来見えていた平島・長島の姿も、積み上げられたテトラポットの陰に隠れ見えなくなりつつある。まさに粛々と工事は進められてしまっている。


キャンプシュワブのゲートから入っていく車両のほとんどは、工事車両でありミキサー車である。これにより基地内でテトラポットが作られ、埋め立てられた海岸に積まれていく。その高さは6mほどにもなっているだろう。

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安和桟橋の入り口からは、赤土のダンプが列をなして入っていく。構内にも積み上げられた赤土の山がまたそびえたっている。

機動隊の規制はより厳しくなり、その回数・時間が増えていく。

ダンプ出口の牛歩デモに対しては、なんと”歩道を往復するな!”とのご指導である。出口を通り過ぎてもよいが、戻るなという事である。

お奉行様に逆らうと背中をごり押しされて歩道に追いやられてしまう。脇から腕を入れられ体を浮かせて前に押し出してくる。体が浮いた分足の抵抗が弱まり前に押しやられる。敵ながら上手である。

車でゴーゴードライブを行っても正直、検問・職務質問を避けるためぎりぎりの牛歩が出来ない。

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いつも通りの変わらない風景である。

しかしこの風景・状況に慣れてしまっていいのだろうかと思ってしまう。

 

塩川港への搬入が2時過ぎに止まった。

我々の力ではない。

海上の風が強くなったからである。