民衆ジャーナリズム賞 特別賞 

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民衆ジャーナリズムの第3回特別賞受賞者として、「沖縄ドローンプロジェクト」が選ばれた。


沖縄ドローンプロジェクトには、奥間政則氏がいる。ドローンでの撮影・分析の責任者として活躍をしている。

活躍と言うよりも、”大活躍”と言っていい。

 

彼が2019年2月16日に撮影をした、K4護岸からの濁り水流出が防衛局のずさんな工事・嘘を明らかにしたのであった。

まさに”一目瞭然”であった。

(上掲写真の右下写真)

 

奥間氏は、正に清貧の人である。


私は”恨之碑の会(強制労働により沖縄に連れてこられ亡くなった朝鮮軍夫の碑)”のメンバーである。

昨年この会で出している会報に、

"ドローンの記事を書いてもらえないだろうか"、

とお願いをした。

なんとすぐに快くOKをいただいた。


奥間氏は当時、辺野古のみならず宮古島での自衛隊新基地建設問題に関しても飛び回っており、大変多忙であったはずであった。


しかし彼は私たちの会報の原稿締切日を守るために、宮古島に行って帰ってきたその晩に、ほぼ徹夜をして記事を仕上げてくれたのである。

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(寄稿文の一部)


もちろん、私たちの会は余剰な資金はないので、無償である。

これには本当に頭が下がった。


彼は自分の行っているドローンによる告発というものに対して、貪欲である。

たとえどんな媒体であっても、少しでも辺野古新基地建設反対の役に立つのであれば、駆けつけ身を惜しまず協力をしてくれるのである。


彼のドローンを使った活動は、反対運動の中において当初から100%の支持・信頼を受けたものではなかった。


しかし、彼の撮った動画が次々と政府・防衛局の隠ぺいを明らかにしていく過程の中で、支持が広がっていったのである。

北上田氏との阿吽の呼吸もある。


奥間氏が素晴らしいのは、ドローンによってただ映像を撮るのではなく、”なぜそこの影像を撮るのか”という事に対して、貪欲に土木技師の観点から問題点を見つけ、映像を取り込むのである。


これからも、大活躍をしていただくことを期待する。

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彼らの素晴らしい冊子。

是非、購入をお勧めする。