まずい展開。

f:id:churaumichurashima:20210904230144j:plain
    (総裁選不参加を表明する菅総理)

英国、THE OPEN のリンクスコースではないが、突然の風向き変更が起きている。

菅総理が順調に総裁選で再選される流れの中で、衆議院選挙での野党政権誕生の(共闘内容次第ではあったが)芽が育ちつつある状況であった。

野党陣営にとって、フォローの風が確かに吹き始めていたのである。
しかし、突然のアゲンストの風に変わった。

頼りの菅総理が総裁選の不出馬を、表明したのである。

細かな経緯は省略するが、これにより総裁選が活発化を起こす。
マスコミは今月一杯総裁選ネタで、新聞は新聞の一面を使い、テレビはテレビでバラエティー番組で面白おかしく、雨後の筍のように出てくるであろう出馬する政治家を追いかける。

もう、野党の記事は載らない、映らないに等しい。

注目点は、株価である。
なぜ株価が上がるのか?
自民党に期待をする風が吹いてきたのである。


f:id:churaumichurashima:20210904232352j:plain
   (得意満面の、高市早苗・前総務相)
危惧すべきは、この人物である。
今日安倍前首相は、高市氏の支持を打ち出した。高市氏は自らの経済政策を、ニュー・アベノミクスと公言する。
安倍氏とは非常に近しい自民党内の保守派である。
麻生氏も高市氏の支持に回るとの話もある。

高市氏はまた、憲法改憲論者であり靖国神社参拝を当然の事として認め実行をしている。

SDGs絡みでの女性参画、初の女性総理大臣待望論などと喧伝されては、たまらない。

非常に、まずい展開である。

立憲民主、日本共産党に妙手はあるのか?

総裁選祭りのまま、衆議院選挙に突入することは、絶対に避けなければならない。