今日の塩川港
安和桟橋のベルトコンベヤーの調子が悪く、安和桟橋での午前中の搬入がほとんどなかったので、塩川港での抗議行動となった。
参加者は10名くらいであった。
それに対し機動隊員は20名を超えていた。
桟橋には2台の台船を横付けし、10時前には台船二船がタグに曳かれて出航して行った。
(邪魔な二人)
安和桟橋が使えない焦りもあるのだろうが、全く抗議行動をさせない厳しい対応である。
マンツーマンと言うより一人に二人の体制である。
(かつて彼の座っていた場所)
今日は一つの感慨を胸に、抗議行動を行っていた。
”ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。”
正に無常観である。
先日、高垣氏が無くなった。
その亡くなった日にも、彼はここでカウントをしていた。
抗議の川は今日も流れていた。
しかし、その川の水は同じではない。
正に負けない闘いの流れは、絶えることはない。
だが、
彼は今、そこにいない。
何か不思議な感覚の一日であった。