伊礼氏の党籍離脱

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(安波茶交差点でのスタンディング)

伊礼氏の党籍離脱が、今日の琉球新報沖縄タイムス両紙で伝えられている。

 

浦添西海岸への軍港移設問題に関しては、松本浦添市長が北側案を容認して以降移設への動きが着実に進み始めているように思える。

軍港建設反対をする市民にとって、松本現市長に対抗する候補者の選定に気をもんでいるのが現状であるが、伊礼氏の動きもなかなか捉えきれない点があった。

 

政治の世界は、一般市民にとっては分かりづらいところである。

政党同士の考えが微妙に違う点などは、その争点の要点への理解が難しい。

 

だからこそ、今回は”浦添西海岸の未来を考える会”を市民が立ち上げ、市民先導の形で伊礼市議を浦添市長選挙に押し出そうとしたのである。

この動きに、浦添市を中心に沖縄のいろいろな市民の会も賛同して、一つの大きな流れを作ったかと思う。

 

12月15日の出馬記者会見が中止・延期となった時点で心配をしていたが、今日の新聞報道でやっと道筋が出来たように思える。

 

今回の浦添市長選は、前回の名護市長選に負けず劣らず貴重な戦いである。

名護市長選が辺野古の闘いであったならば、こちらは浦添”軍港への闘いである。

まだ、実際上は手つかずの軍港移設を、今止めることが出来るのである。

 

やはり、辺野古新基地建設は反対で、浦添西海岸への軍港移設には賛成では筋が通らない。本土のヤマトの人にも物事の本質を分からなくしてしまう。

 

”基地はもう反対”なのである。

 

個人的には、浦添市長選挙の公約は”軍港移設反対”のワン・イシューでよいと思う。

争点の総花化は論点がぼやける。

 

確かに市民の会のメンバーは、教育中心・生活中心・シングルマザーの貧困問題中心・子供の貧困中心と多義にわたる。キンザー跡地問題もある。

しかしここは、ワン・イシューの軍港反対が争点を明確化し、市民の選挙への関心の高まりを期待できる。

 

流れとして、伊礼氏が当選をすることによって、玉城デニー知事の那覇軍港無条件返還の後押しにもなる。

その流れを作ることが出来る。


寒い中でのスタンディングが、実を結びつつある。