2019-01-01から1年間の記事一覧

風化する

(沖縄タイムスの一面)沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落して早や15年がたった。大学側は毎年学内で集会を開くが、参加者は少なく限られた人達の参加となっているのが現状である。在学生自体がこの事件を知らず、意識もしてはいない。 今風の大学生であれば、バイ…

金城実と言う芸術家

(今日の沖縄タイムス)時代性のある芸術家として、金城実氏と言う彫刻家がいる。時代性と言っても、時代に阿ねるのではない。時代を見据えた上で、自身の表現者としての信念を芸術の中で表し形にする。完成後の行き先は未定であるが、金城氏は言う。 『しかる…

翁長 2世

(沖縄タイムスの2面) 翁長2世。 翁長氏の息子さんの話ではない。江川2世、松坂2世の類いである。 松田聖子2世の類いである。オール沖縄陣営に翁長氏の2世は育っているのか? 大概の場合2世と呼ばれて大成した者はいない。 しかし、少なくとも翁長2世と呼ばれ…

覚悟の無さ

(今日沖縄タイムス一面)愛知県で開催された国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』が中止に追い込まれた。もともと『表現の不自由展・その後』は作品そのものが、撤去・公開中止となった過去を持った作品であり、それゆえ表現の自由を問う議論を目指す芸術…

不屈館

(不屈館での平良氏の講演)瀬長亀次郎と言う、天才的なアジテーターに改めて感心した。民衆を引き回すのは天才的なアジテーターである。 善悪は問わない。良い意味で問わない。言葉の持つ力は大きい。翻って今の革新の演説はいかがであろうか。 如何にも定番…

貧すれば、

(今日の沖縄タイムス2面)自民党沖縄県連の情けなさは、今に始まった事ではない。 が、しかし、今回のこの問題は自民党沖縄県連議員総会で報告するような事柄ではなかった。もう少し遡って言えば、県連がもともと報道陣に申し入れするような事柄ではなかった…

記者会見

(海を越えて、本土、朝鮮半島へ)先程沖縄県庁において、本部町健堅の遺骨収集に関しての発足会の報告と、健堅に仮埋葬された遺骨の遺族の方々を探し出す方策として、マスコミによる報道を期待する記者会見を開いた。仮埋葬された14体すべての遺族確認は残念…

IPB ライナー・ブラウン氏

(今夕、那覇市てんぶすホールにて)IPBとは国際平和ビューローはドイツベルリンに本部をおく国際的に活動する平和団体である。1992年に『ショーン・マクブライド平和賞』をもうけた。2017年にオール沖縄会議がこの平和賞を受賞している。今般、現在の共同会長…

日韓の交流

(今日の沖縄タイムス)釜山MBCの取材風景が載っていた。本部町健堅の遺骨収集に関してはこれからが本番であるが、様々なメディアにより報道される事によって、広がりが期待される。地元の中村英雄さんは89歳であるが、私も中村氏にお話を伺った事があるが、驚…

DNA鑑定集団申請説明会

(昨日県立博物館・美術館にて)この説明会も第5回を迎えた。2016年に成立した法律により、遺骨収集に於ける国の責務が認められ、また遺骨を遺族の元に戻すまでが国の役目と規定した。この法律により、10年間の時限立法であるがDNA鑑定を遺族が無料で行うこと…

発足会

昨日、本部町健堅の遺骨収集に関しての会が発足した。北海道から殿平氏が、大阪から上田氏が、そして那覇市から具志堅氏が特別講演を行ってくれた。 今後の予定としては今年11月に試掘来年の2月に本掘削を行う。日韓の若者の参加を求め、冬休みに入る2月を…

国民民主党

流れ者としての国民民主党玉木氏の姿が見えてくる。安倍首相との党首討論に前向きの様である。 改憲論議を利用してのキャスティングボード狙いなのかも知れないが、これでは流れ者・デラシネとしての根なし草である。かつて民社党と言う政党があった。 是々…

塩川港土砂搬出、自由自在

(ダンプに立ちはだかる市民)今月に入り塩川港からの土砂搬出回数が増えている。 先月までは、塩川港利用のアリバイ程度かと思っていたが、今月に入り天候が良ければ台船一台分が確実に搬出されている。塩川港内は広く、グリーンの柵で囲われている。 その柵…

本部町健堅の遺骨収集

(今日の沖縄タイムス)同じ話題が続いて恐縮であるが、今週土曜日に行われる本部町健堅の遺骨収集に関しての会の発足の情報を流しておきたい。殿平氏は記事にある通り、北海道における遺骨収集のプロである。 沖縄・北海道の歴史的共通点を踏まえながら、共同…

北海道

(自衛隊広報紙 北辰)所用があり、北海道の美幌・網走・北見・紋別を回ってきた。写真の自衛隊広報紙は美幌のホテルに置かれていた。持ち帰ることが出来るフリーペーパーである。 時間が合わなかったので出会うことは無かったのだが、陸上自衛隊の市内パレー…

追伸

(今日の沖縄タイムス記事)昨日の告知に関連して、今日具志堅隆松氏の記事が載っていた。具志堅氏は言わずと知れた、ガマフャー主宰の遺骨収集の第一人者である。 健堅の遺骨に関して非常に分かりやすく説明をしている。実際に発掘となれば、地権者との打ち合…

告知

(昨日の沖縄タイムス)DNA鑑定の技術は日々、進歩している。 沖縄戦における多数の犠牲者の遺骨が身元不詳のまま慰霊の塔に祀られ、或はガマの中に打ち捨てられたままになっている。この空襲により座礁した彦山丸の犠牲者14名の身元が分かり始めている。遺族…

投票率の低さと冷めた圧勝

高良鉄美氏の当選は予想通りであったが、安里氏との獲得票差は伸びなかった。これは今回の投票率の低さが原因である。従来のような53%程度までの投票率であれば、10万票差は取れたであろうと考える。 取り敢えずは圧勝である。しかし、本土の勢力図に変化は…

瞬殺

高良氏の当確をお祝い致します。 あとは、10万以上の差を軽くつけての当選を期待するだけです。問題点は本土の勢力図です。 本土が変わらない限り、沖縄は100分の1の存在でしかない。 喜ぶのはまだまだ早いです。 また、スタート地点に立っただけです。今ま…

カジノ(IR)導入

IRに対して、高良氏・安里氏の反応は鈍い。安里氏は『需要に応じたディスティネーション作りに努めるべきだ』としIRの需要調査が必要としている。 経済に強いはずの安里氏が、需要を喚起する方策を探らずに調査の必要性を提示して、判断を曖昧にしている。 …

楽勝。

(今日の沖縄タイムス1面)よっぽどの楽勝予想なのであろう。安里氏陣営の、優勢でもなければ善戦でもなく、のっけから『苦戦』である。共同通信の全国電話世論調査は『高良氏ややリード』としているが、沖縄での回答率76.9%がまず凄い。関心の高さが感じられ…

クテーラン(応えない)

(高江のテント)またやったか、と言う感じである。以前同じ様に夜中に撤去されたときに高江の現場に行ったが、やっぱり当番でテント内にいた方は笑顔だった。テントその他の備品は勿体ない。 しかし、米軍あるいは防衛局に取られたものを引き取りに行っては相…

忘れているわけではないが。

(一昨日沖縄大学で)先日の日曜日に沖縄大学において、石垣島・コスタリカ・辺野古に関しての講演会があった。石垣島からの報告として、嶺井氏の基地建設問題と密接に関係する石垣島の水資源、カンムリワシの生態系破壊を含めた自然の破壊が、動画・スライド…

勝利は我らに。

参議院選挙が始まる。自民党安倍首相は衆参同一選挙に踏み切れなかった。解散総選挙が決断出来なかったのである。憲法改正に対しては、本心では及び腰であることを国民に晒してしまった。 消費税増税に関しては、財務省に屈服した。この様な政党から出馬する…

北から南から

(沖縄タイムス今日の27面)究極の行政サービスである。本部町塩川港の北側岸壁のみならず、南側からの搬出を許した結果として、今月初の塩川港からの搬出が南側岸壁からの出荷であった。北側岸壁と違い運搬船が接岸できる岸壁である。 土砂搬出の手間は一度で…

戦没者追悼式に対して

(6.23 国際反戦沖縄集会)今年も摩文仁の平和記念公園では、沖縄全戦没者追悼式が行われた。私は参列はしない。 野次られる程度の、内容の無い日本政府を代表する方の話を聴きたいとも思わず、同時に飛ばされる野次を聴きたいとも思わない。こちらの、ほぼ同…

DNA鑑定

(県立博物館・美術館にて)昨日、県立博物館・美術館において、沖縄戦で亡くなった方の遺骨をDNA鑑定し、遺族に遺骨を帰すと言う申請の説明会があった。今回で4回目であるが、2016年の法律制定によりDNA鑑定が国の責任において行われることになった。 DNA鑑…

健堅の遺骨とは

沖縄の10・10空襲翌年の1月22日に、沖縄県北部の本部町健堅(けんけん)の沖合いで、貨物船の彦山丸が空襲を受け座礁した。その際、乗組員が14名犠牲となった。その遺骨が本部町健堅に仮埋葬されているのが分かり、発掘をする計画が発足することになった。遺骨…

あらゆる手段を講じて。

(今日の沖縄タイムス2面) また、である。 『あらゆる手段を講じて阻止する』 が玉城デニー知事の常套句であった筈である。今や、『あらゆる手段に応じて、許可をする』 が行政の結果となっている。 申請書類に不備がなければ許可をする。 誠に立派な行政で…